日程フリー旅行
月、火、水、木、金、土曜日開催予定

文化財修復も手掛ける仏壇塗師に学ぶ職人魂
- 仏壇塗師になる旅 -

この旅は「日程フリー旅行」となっております。希望日を選択いただいた上で旅先と調整を行い、体験が可能だった場合のみ実施されます。ご希望日程に沿えない場合がございますのでご了承ください。旅の種類についてはこちらをご確認ください。
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こんな人にピッタリ!

・日本の伝統工芸、ものづくりに興味がある
・文化財修復や、仏壇塗師の仕事に興味がある
・職人のリアルな現場に触れたい

旅のホストと仕事ガイド

京田仏壇店

伝統的な高岡仏壇の製造販売・塗箔修理を主にしてます。漆を塗り、金箔を貼る仏壇塗師です。御神輿や仏閣での現場修理等もあります。
高岡地域文化財等修理協会において曳山等の文化財修理にも携わってます。現在、高岡市伝統工芸産業希少技術継承事業で漆器の彫刻塗りの後継者として学んでます。
京田仏壇店工房
「この仏壇は大体2~3000万円クラスのものですね。」
漆器産業が盛んなものづくりのまち・高岡市で創業約150年・6代にわたり仏壇店を営む「京田仏壇店工房」の京田充弘さんは、家業の仏壇製造・修復を軸に、漆器の製作や、高岡市の文化財修復事業にも携わる職人さんです。
近年、生活様式の変化に加え、中国で製造された安価な仏壇が増えたことで、業界全体の売上が落ち込み、仏壇に関わる仕事の9割が新規製造ではなく修復依頼であるといいます。

「しっかりメンテナンスすれば、きちんとした材でできた仏壇は100年~150年は持つんですよ。」
その技術を認められ、約400年前から続く伝統行事「高岡御車山祭」の祭屋台の修繕を行うなど、文化財修復にも携わっていらっしゃいます。

今回は、京田さんの仏壇塗師や文化財修復などの仕事の話を伺いながら、実際に漆器制作のいち工程を体験する旅です。
地道な工程の積み重ねにより生み出される漆器の艶やかな質感、普段作業中は本人以外入ることのできない制作現場を、間近で見ることのできる貴重な機会となります。
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徹底した段取りと技術を磨くこと

「漆を塗るときは、普段は誰も作業場に入れることはないんですよ。」
その理由は至って単純で、一番は埃が立つからだと言います。

「髪の毛より細い埃でも、器や仏壇の材に漆を塗っている最中についてしまうと、その凹凸が出てしまって商品としての価値が下がります。」
普段は埃が立たないように、作業に入る前に掃除をし、床に水をまくそうです。
また、洋服にも埃がつく、空調は埃が舞うという理由で、夏は上着を脱いで制作に没頭することもあるそうです。
「埃がついてしまったらもちろん取り除いて、塗りと研ぎの工程をやり直さなくてはならなくなるので、埃は本当に天敵なんですよ。」

もう一つ、大事にしていることは、漆を塗る刷毛の手入れ。
刷毛を丹念に洗い、なかに潜んでいる埃や塵を、木べらをつかって絞り出す。
長いときには半日近く、漆を塗る前の道具のメンテナンス入念に行うそうです。

「(埃を出さないために)やれることは全部やります。」
道具の準備ができたら、材を研ぎ、漆を塗る、を重ねていく。
研ぎは、平面材であればいかに歪みや凹凸なくフラットにならせるか。
塗りは、いかに刷毛のあとを残さず均一に塗料を塗り重ねることができるか。

徹底的に段取りを整え、そして技術を磨く。
京田さんの精神性が宿る仕事場で過ごす時間は、どんなジャンルでも、高みを目指す方にとって、得られる知見が多い機会になるかと思います。

本物の道具で漆塗りを体験する

道具や仕事のこだわりを伺った後、京田さんが普段使っている道具や漆を使って、塗りを体験します!

ツヤを出すために、炭を木材に押し当て表面を研ぐ工程では、指先の感覚を研ぎ澄ませ平面を感じることが求められます。
自分で体験した後で、改めて京田さんの仕事を見ると、その作品がどれだけの技術と時間によって支えられているのか、身をもって感じることができるでしょう。

また、仕上げ材料や、接着剤として有能な漆の唯一の弱点は「かぶれ」です。
漆が完全に乾いていない状態の時に、漆に触れるとかぶれてしまうため、旅に参加されるときには、肌をなるべく露出しない格好でご参加ください。

京田さんの指導のもと、漆を塗った豆皿は旅の思い出として持ち帰ることができます。

漆塗りの高みを目指してへ、文化財修復へ

高岡へ訪れたらぜひ足を運びたい場所がもうひとつ。
永正14年(1517)、承久の乱で佐渡へ流された順徳天皇の勅願所であった寺を再興、相続した勝興寺です。

寛政7年(1795)に西本願寺本堂を模して建てられた本堂や、近世書院造の建造物全体が残されている本坊は、地方では類を見ない規模。
総門、唐門や経堂など諸門、諸堂はいずれも近世中期から後期にかけて建てられたもので、すべて重要文化財に指定されているそうです。(高岡市ホームページより)

京田さんもその一部の修復を手がけ、仏壇の制作や漆器作成のほか、このような形で地域でもご活躍されています。
仏壇の修繕も、文化財の修復も、漆器制作も永く世に存在し続けるもの。
仕事のやりがいは、自分がつくったものが後世に残ること。と話します。

伝統を残す活動をしながらも技を磨き、進化し続けている仏壇塗師。
ほんの少しでも興味があれば、まずはこの機会に現場の空気に触れてみませんか?
次の一歩につながるかもしれません。

■関連施設メモ■
勝興寺
富山県高岡市 伏木古国府17番1号
※氷見線/伏木駅下車 徒歩10分

旅のスケジュール及び体験内容

時間行程体験内容
13:00京田仏壇店工房 集合
オリエンテーション■ご挨拶
 ・参加者の自己紹介(お名前、参加の目的、今の気持ち等)
 ・京田さんの自己紹介
■仕事の説明(仏壇塗師の仕事とは?)
 ・工房や道具の案内
 ・保存している仏壇の紹介
 ・過去に修復した作品の写真閲覧・説明
仕事見学■今、修復している仕事の説明
■特徴的な仕事の見学
 ・漆(材料)の調合
 ・金箔貼りの見学
休憩■働き方のはなし
 ・この仕事を始めた経緯・理由
 ・大切にしている事やこだわり
仕事体験■漆塗りに挑戦
 ・小皿へ漆塗り
旅のまとめ■旅を振り返ってみての感想
 ・みんなの感想
 ・京田さんから一言
 ・質疑応答
17:00仕事旅行終了!
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体験者の声


男性 マサヨシ

漆塗りの体験と高岡の職人事情を教えて頂きました!
ホストの京田さんは、とても話しやすい方でした。漆塗りについて、基本的な概要と塗る体験までもご丁寧に教えて頂きました。今抱えているお仕事や職人になる前のお仕事についてや高岡の職人事情など色々と教えて頂きました。職人になった後の生活などでの厳しさもお話されていたので、改めて、自分も今後職人を目指す際には金銭面で苦労することは必ず出てくると想定でき、目標がより具体的になった仕事旅行でした。また、高岡市のオススメの飲食店も教えて頂いたので、非常に助かりました。
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