探偵になって尾行を疑似体験。生活に追われる毎日に追う1日を（東京）
- 探偵になる旅 -

変化に富んだ刺激的な毎日、それが探偵業の醍醐味

探偵の代表的な仕事は、「行方調査」「浮気調査」「結婚調査」「企業調査」「ストーカー調査」の5つです。たとえば行方知れずになった人を捜す行方調査では、ネットでの情報収集や聞き込みを元に居場所を推理して張り込みます。推理が当たり、何日も捜していた人を見つけたときは「い、いた…！」と感動するそう。この喜びは格別で、体験した人にしかわからないといいます。

クライアントや依頼はそのときによってさまざま。悲喜こもごもの人生ドラマに立ち会えるのも探偵の仕事の面白さと言えるでしょう。毎日が変化に富んでいて、飽きることがないそうです。

なお、スタッフの小澤さんは探偵を始めて3か月で800万あった借金を完済したとのこと。（※悪いことはしていないそうですよ！）「学歴や特別なスキルがなくても、稼げるチャンスがあるのが探偵という仕事です。やる気と機転のある若い人に挑戦してほしい」と小澤さん。バイトや会社員が向かない人には朗報かもしれませんね。

ただ、グレーな依頼や危ないクライアントに遭遇する可能性もあります。そういった依頼をきちんと断ることも、探偵の大事な素養といえそうです。

最後まで見失わずについていけるか？疑似尾行体験

探偵の仕事に不可欠なのが「尾行」。そこでこの旅では、疑似尾行体験を行います。探偵がマルタイ（対象者）役となり、ビルから出て町中へ。見失わずについていき、証拠を残すことが参加者のみなさんのミッションです。

「人混みでは真後ろにいても大丈夫ですよ」「マルタイが後ろを振り返ったとき、目をそらすのは不自然。前の人が突然おかしな動きをしたらそちらを見るのが人間の心理だから、逆に相手を見るほうがいいんです」等、事前に探偵から尾行の心得が伝授されます。でも、聞くとやるとは大違い。びびって距離を置いたせいで見失いそうになったり、急な方向転換に挙動不審になってしまったり…。尾行の難しさが実感できると思います。

ちなみに、浮気調査の相場は一ヶ月で約100万円。高いように感じますが、決定的な証拠を掴むまでは毎日マルタイを尾行する必要があり、一瞬たりとも気が抜けません。

チームを組んで交代制にすることが多いそうですが、それができない時は大変。小澤さんは2日間寝ないで張り込みと尾行を続け、幻覚を見たことがあるそうです。そんな話を聞き、実際に体験すると、100万円は妥当な数字に思えてきます。

体験スケジュールおよび内容

時間	行程	体験内容
10：30	日本調査業適正協議会 集合
	オリエンテーション（仕事の説明）	1）自己紹介（お名前・今やっていること・参加の目的など） 2）探偵の仕事の基礎知識 　・探偵の業界/1日の仕事の流れ
	昼食休憩（働き方のはなし）	1）小澤さんの働き方について 　・大切にしている事やこだわり 2）この仕事を始めた経緯・理由 3）この仕事の醍醐味・つらい所 *近くのファミリーレストランなどで食べます。（食費は別途になります）
	探偵の仕事とは？（仕事の説明）	1）探偵の仕事とは？ 　・行方調査/浮気調査/結婚調査/企業調査/ストーカー調査 2）プロが使う機材の紹介
	尾行を体験（仕事見学&体験）	1）尾行体験 　・対象者にばれない場所で張り込みをする 　・対象者を見失わないように尾行する 　・重要な場所は撮影する 　・立寄先の名称/住所をメモする
	体験のまとめ	1）旅の感想・質問タイム
16：00	仕事旅行終了！