2023年04月12日更新

セカンドキャリアで自己実現するには? ChatGPT氏に聞いてみた

いま空前の話題になっている対話型AIツール「ChatGPT」。

「あまりにも万能すぎる」という声がある一方で、ときにはとんでもない嘘情報も生成してしまう、情報流出のリスクも伴う? などの理由から、国によっては規制する動きも出はじめています。

しかし、スピーディかつナチュラルに思える"対話”は、面白いと言えば面白い(間に受けすぎなければ)。無料で使えるGPT-3.5でも意外とまっとうな回答を返しますし、「なるほど」と思うことも。

そこで弊社(仕事旅行社)でも使ってみました。テーマはいま我々が関心を持っている「セカンドキャリア」とその周辺のアレコレについて。この記事ではやりとりの一部を公開します。

ChatGPTが考えるセカンドキャリア


まずはストレートに「セカンドキャリアについて解説してください」と依頼してみました。以下がChatGPT氏からの回答です。

セカンドキャリアとは、一度のキャリア(職業)を持った後に、別の分野や職業に挑戦することを指します。これは、人生の中で新しい興味やパッションを発見し、専門知識やスキルを発展させるための方法として、ますます人気を集めています。

以下では、セカンドキャリアについてより詳しく解説します。

1.セカンドキャリアの動機

セカンドキャリアに踏み出す理由は様々です。多くの人が、単純に現在の仕事に飽きたり、新しい挑戦を求めたり、人生の目的や意義を見つけたいという理由からセカンドキャリアを追求します。また、人生のある段階で、家族や健康の問題、または経済的な事情などが影響して、現在の職業を変更することを余儀なくされる場合もあります。

2.セカンドキャリアのメリット

セカンドキャリアに挑戦することには多くのメリットがあります。最も明らかなメリットは、新しい興味や情熱を追求し、自分自身を成長させる機会を得られることです。また、新しい分野でのキャリアチャンスを開拓し、収入を増やすこともできます。さらに、異なる業界や分野の知識を身につけることで、従来の職業でも新しいアプローチを取ることができるようになり、ビジネスやプロジェクトの成果を改善することができるでしょう。

3.セカンドキャリアに必要なもの

セカンドキャリアに挑戦するためには、いくつかの要素が必要です。第一に、自分自身のスキルや興味についての洞察力を持つことが重要です。次に、新しい分野での経験や知識を獲得するために、時間やお金を投資する必要があります。そして、新しい職業に就く前に、将来の収入やキャリアの見通し、必要なスキルセットなどを調査し、計画を立てることも重要です。

4.セカンドキャリアの成功の秘訣

セカンドキャリアに成功するためには、いくつかのポイントがあります。まず、自分が情熱を持って取り組める分野を選ぶことが重要です。また、新しい分野での成功に必要なスキルや知識を獲得するために、継続的な学習と成長を追求することも必要です。さらに、新しいキャリアでの成功に必要な人脈を構築することも重要です。そのためには、関連するイベントに参加する、業界のリーダーとコンタクトを取る、またはコミュニティに参加するなどの方法があります。

また、セカンドキャリアに踏み出す前に、リスクを減らすために適切な準備をすることも重要です。具体的には、十分な貯蓄を持ち、支出を減らすこと、または新しいキャリアで必要となるスキルを獲得するために、副業やボランティア活動を通じて経験を積むことなどが挙げられます。

5.セカンドキャリアの実例

セカンドキャリアには、多くの成功例があります。たとえば、俳優から政治家に転身したアーノルド・シュワルツェネッガーや、弁護士から起業家に転身したリチャード・ブランソンなどが挙げられます。彼らは、自分自身の情熱や能力を信じ、新しい分野でのキャリアに挑戦することで、大きな成功を収めました。

以上が、セカンドキャリアについての解説となります。セカンドキャリアは、新しい興味や情熱を発見し、自己成長を追求するための素晴らしい機会であり、成功のためには適切な準備と計画が必要です。


セカンドキャリアの概要からメリット、成功の秘訣に実例まで、なかなかよくまとまっている印象です。「成功のためには適切な準備と計画が必要」というのもおっしゃる通り。

「実例」として挙げられているのが、アーノルド・シュワルツェネッガー氏であるところがなんだかアメリカ産ですが、確かに二つのキャリアでの成功者ですね。

リチャード・ブランソン氏の記述に関しては誤りです。起業家ではありますが、元弁護士ではないですから。こういうところは要注意ですね。情報を鵜呑みにはできない。続いて「日本人でセカンドキャリアを成功させた人は?」と尋ねてみたところ、100%出鱈目な回答が返ってきましたので、これは割愛します。

この質問でちょっと驚いたのは、ChatGPTがセカンドキャリアを全世代向けの概念として捉えているところ。

日本では通常セカンドキャリアは、定年を視野に入れたミドルシニア層が「第2の人生におけるキャリアを考える」という文脈で語られることが多い言葉です。しかし、そのイメージには実はバイアスもあるのかも。

言われてみれば確かに、20〜30代であっても、ある程度キャリアを積んだ人が次のステップを考える際、「セカンドキャリア」を用いてもおかしくはない。そこは新鮮な気づきでした。

ChatGPTが参加したい仕事旅行は?


続いてこんな質問を投げかけてみます。「セカンドキャリアで自己実現するために(自分らしく働くために)大事なことは何ですか?」。こんな答えが返ってきました。

セカンドキャリアで自己実現するためには、以下のようなことが大切です。

自分自身を知ること:自分自身の能力、価値観、興味、目標などを明確にし、自分自身に合った職業選択をすることが重要です。

新たなスキルの習得:新しいキャリアに転身するためには、必要なスキルや知識を習得することが必要です。自己研鑽を続け、自分自身の成長に努めましょう。

ネットワークの構築:自分自身の目標に合わせた人脈を構築することで、情報収集やアドバイス、紹介などが得られるようになります。

リスクを取る勇気:新しいキャリアに転身するためには、時にはリスクを取る必要があります。自分自身の能力や可能性を信じ、挑戦する勇気を持ちましょう。

柔軟性と適応力:セカンドキャリアでは、新しい環境に適応する柔軟性と適応力が必要です。自分自身の価値観やスキルを活かしながら、新しい環境に適応していくことが重要です。

これらの要素をバランスよく取り入れ、自己実現に向けたキャリアを歩んでいくことが大切です。


"重要"と"必要”のワードが無闇に連打されていますが、「自己を知る」「新スキル習得」「人脈」「柔軟性と適応力」と、いちいちごもっとも。「リスクを取る勇気」はグッときますね。最後に「これらの要素をバランスよく取り入れ」と記述されているのも手堅いです。

「セカンドキャリア」のようにメジャーな言葉ではなく、ChatGPT氏が知らなさそうな情報に対しては、どう反応するでしょう? 

そこでこう尋ねてみました。「仕事旅行についてどう思いますか? 様々な異業種を1日体験できるサービスです。仕事旅行はセカンドキャリアへの気づきを得るためにも有効ですか」と、弊社サイトへのリンクも付けて、若干強引な球を投げてみたところーー

仕事旅行というサービスは、現代社会において仕事やキャリアに対する関心が高まっている状況において、自分自身が興味を持っている職業や業界を体験できる機会を提供するものとして、興味深いサービスだと思います。

仕事旅行を通じて、参加者が自分自身の興味や適性を見つけたり、新しい職業や業界についての理解を深めたりすることができます。また、参加者が体験したことや感じたことを、今後のキャリア形成に役立てることもできます。

仕事旅行はセカンドキャリアへの気づきを得るためにも有効です。異業種の職場を訪問することで、自分の興味や関心、能力、価値観などが明確になることがあります。

また、自分自身が持っていなかった新たなキャリアの選択肢を知ることもできます。仕事旅行を通じて得た気づきを元に、自分自身のキャリアについて考えることができます。さらに、異業種の職場を訪問することで、その職場で必要とされるスキルや能力を知ることができ、自己成長に役立つこともあります。


パーフェクトレベルの模範回答。弊社でも仕事旅行を、おおよそこのようなサービスとして捉えています。ChatGPT氏がおっしゃる通り「参加者が自分自身のキャリアについて考えるきっかけを得る手段の一つ」であり、「異業種の職場を訪問することで、自分の興味や関心、能力、価値観などが明確に」なることで、自分らしく働くことを支援したいと考えています。

ものの10秒ほどでこの回答を導き出すとは、いよいよすごい時代になってきました。現在はChatGPT3.5より格段に精度が上がっているとされるChatGPT4(有料)もリリースされていますが、どんな性能なのか気になります。

最後にこんな質問を投げてみました。「ChatGTPはどんな職場(仕事旅行)を体験してみたいですか」。答えはこれです。

私はAIの大規模なプロジェクトに参加しているため、現在の職場でもとても刺激的でやりがいのある仕事をしています。しかし、もし異業種の職場を体験する機会があれば、例えば宇宙開発の現場や自然災害に対する救援活動に関わる職場、またはコンサルティング業界などに興味があります。新しい環境で新しい知識やスキルを学び、自分自身を成長させることができると思います。


意識高っ…。成長意欲もたいしたものですね。

記事:仕事旅行社

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