2019年02月05日更新

海と夕日。自然が生み出す美しい景色と地元海鮮を存分に味わう、歴史を紡ぐ民宿。(民宿 おしなや)

暖かくなったらどこか遠くへ。春が近づくにつれて、何か新しいことを始めてみたり、どこか知らない場所へ行ってみたいという気持ちが、ムクムクと大きくなってくる人もいるのではないでしょうか。

皆さんは、旅に出る時、どのように目的を決めますか?
歴史的な名所に行きたい、おいしいものを食べたい、絶景が見たい。
様々ありますが、宿泊先もポイントの一つですね。

ホテルや旅館だけではなく、最近では、日本全国ゲストハウスもずいぶんと増えました。
地元の暮らしを知ってみる、旅先での出会いを楽しむ。そんな目的をもって利用する方も多いのではないでしょうか。

実は、昔ながらの民宿にもそんな魅力があったのです。多くの民宿は、豪華な設備も立派な佇まいもありません。しかし、多少の不便さはありつつも、その土地で長く暮らす人だからこそわかる地域の魅力、おいしいもの、家庭的な雰囲気に触れることができるのが、民宿の良いところ。そう、今人気のゲストハウスと通ずるものがありました。

ただ泊まるだけではない、人と地域と触れ合える宿。民宿。

東京から約1時間半。東京湾を望む千葉県鋸南町にそんな民宿がありました。

春には桜や水仙が咲き、夏の海岸では多くの人でにぎわうこの地域。古くからの海水浴場として知られる鋸南町勝山エリアに「海と夕日の展望風呂の宿 おしなや」はあります。

出迎えてくれるのは黒川夫妻。代々続く民宿を今も守っています。
「ここから見える夕日は、本当にきれいなんですよ」と、その言葉通り、窓から見える一面の海。広い砂浜。沈む夕日が美しく、真っ赤に染まる富士山も見えます。



自然が生み出す美しい景色に、思わず見とれてしまいそう。日々の喧騒から逃れて、ゆっくりと贅沢な時間を味わいたい。そんな方にはピッタリです。





かつて、この勝山地区は関東屈指の海水浴場でした。東京竹芝から多くの汽船が出ていたといいます。「子どものころは、夏になるとほんとうににぎやかだった。汽船が桟橋にはいる順番待ちをしていたぐらい」。



かつてのこの地域の賑わいがわかる貴重な資料もたくさん。「子どものころ、旗を振って大勢の人をお迎えしたこともあります。実は近くに遊園地もあったんですよ。ロープウェイもかかっていたので山にも上れたし、大学生が毎年、海の家を出しにも来ていた。」ピーク時には、ひと夏で50万人近くの人が来ていたというから驚き。子ども頃からこの地域で育っていた黒川さん。この町の歴史も実体験のなかのこと。資料を見ながら様々なお話をしてくださいました。

しかし、時代と共に客足も減り、街の景色も変わり始めました。

勤めに出ていた黒川さんですが、11年ほど前に仕事を辞め民宿を引き継ぎます。そして、新しいものに次々チャレンジ。いち早くインターネット予約を導入し、全館をリニューアル。全面改修するだけではなく、以前から評判のよかった展望風呂も増設しました。



さらに、2018年には、わんちゃんと泊まれる「ワン・わんコテージ」もオープン。新しい挑戦は今も続いています。

一方で昔から変わらず守り続けていることもあります。それは、地元の旬の素材をつかったお料理を提供していること。町内にある勝山漁港で水揚げされた新鮮な魚介をつかったお料理は今も昔も人気。味、量ともに大満足と、口コミでも高い評価をいただいています。

また、朝食メニューの一つであるひじきは、黒川さん自らが収穫。「時期になると家族みんなで収穫にいって、蒸しあげて乾燥させているんですよ。昔からこの地域のひじきは、本当においしくて。皆さんにもおすすめしています」。2月末から3月が旬というから、これは一度食べてみる価値アリです。

家族や友人と海水浴を楽しむだけではなく、釣り、バイクなど様々な目的で多くの人が利用する当宿。「ホテルや旅館とも違う。家庭的な雰囲気を大切にしているんです」。実際に、リピーターさんも多いそう。ご夫婦で利用された方が、娘や孫を連れてまたきてくださることもあるとか。思わず「ただいま」と言いたくなってしまう雰囲気になんだか納得です。

「ワン・わんコテージ」ができたことで、利用される方の幅も広がりました。「最近では、わんちゃんやネコちゃんと一緒に旅行に行かれる方も増えたでしょう。コテージができる前はお断りしていたのだけど、そういった方にも利用してもらいたくて」と、女将さん。できたばかりのコテージは、まるで自宅にいるような心地よさ。温水の足洗い場やリードフック、自由に使える広いお庭など、わんちゃんと一緒過ごせる工夫がいっぱいです。



かつて多くのお店や宿が軒を連ねていた勝山エリア。すいぶんと賑わいも減りましたが、そこには、昭和にタイムスリップしたかのような懐かしい風景が今も残されたまま。時代と共に変わっていくことも多い中、黒川さんは歴史を紡ぎながら、宿と共にこの地で大切にしていきたいことを守り続けていました。
仕事旅行ニュウス: 2019年02月05日更新

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