仕事旅行社インターンの坂間です。今回は砂を自由自在にあやつり、アートを生み出すサンドアーティストの旅をご紹介します。
日本文化が生み出した癒しの力、枯山水
みなさんは、疲れが溜まって癒されたいと思ったとき、どのようにリラックスしていますか?
雑貨屋などにある癒しグッズコーナーではたくさんの商品が売られていますが、先日眺めていた旅行雑誌で、素敵な癒しスポットを見つけてしまいました。
見つけたのは、日本庭園。その中でも「枯山水」と言われる様式には、水を使わずに、石と砂のみで水のある景色を表現する日本にしかない特徴があります。
枯山水は、石を山に、砂で作ったなめらかな模様を水に見立てています。水がないのに水面に波紋がゆらゆらとなびいているようで、水の音がどこからともなく聞こえてくるような心地がします。
動きを持たない砂が命を吹き込まれる瞬間
ただそこにあるだけで、落ち着いた癒しを感じさせてくれる枯山水。砂の表現力ってスゴいんですね。
今回みなさんにご紹介するのは、サンドアーティストのkisato(キサト)さんがホストの仕事旅行。ガラス版の上で砂を自由自在に操るパフォーマンスで一枚の絵を描きます。
一般的に言われるサンドアートは、ストーリーに沿った絵の変化があり、アニメーションのように楽しまれているものですが、kisatoさんの作るサンドアートは「砂描画」と呼ばれる一枚絵を描くスタイル。
動きを持たない砂でも、kisatoさんの手にかかれば喜怒哀楽や豊かな表情を見せてくれます。なめらかな指と爪の動きで完成する緻密で繊細なkisatoさんならではの作品は、制作プロセスも魅力的です。
はかなくも美しい、砂の癒し力
みるみると形を変えて色々な表情を見せてくれる砂描画は、その場限りの作品です。ガラス板の上で完成されたあとは、消さなければなりません。「残せない砂で大切な一瞬を切り取ったような絵を描いてきたい」とkisatoさん。ずっと形に残すことができないはかなさにも、人は美しさを感じるものかもしれません。
砂浜を裸足で歩くとなぜかとても気持ちがよく、童心に返った時のようなピュアな気持ちになりませんか? 枯山水は眺めるだけですが、直に砂に触れることができるのはサンドアートならではの魅力です。
自然の持つ素材の優しさを感じながら、皆さんの大事な一瞬をサンドアートに込めてみてはいかがでしょうか。
【体験情報はこちら】
サンドアーティストになる旅
~砂に指で描く一枚絵。サンドアート体験が呼び覚ます心の奥の記憶~
https://www.shigoto-ryokou.com/detail/173
東京都 / 毎週火・水・木の13時~16時開催
サンドアート・kisatoの砂世界(東京都世田谷区)
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