キャリア女性や転職経験者を対象とした、2015年を総括する様々なリサーチが発表されています。ここではLiBとパソナキャリアによる調査結果をサマリーします。
2年連続1位「働き続けることがこれまでより難しくなった年」
キャリア女性向け転職サイトを運営する株式会社LiBが、キャリア女性35203名を対象に、「働く女性から見た2015年のニュース」というテーマで調査を実施しました。
「2015年は女性が働くことについて、どのような年だったと思うか」について質問したところ、2 年連続で「保育園不足やマタハラなど、働き続けることがこれまでより難しくなった年」(約33%)という回答が一番多いという結果が出たそうです。
その一方で、2番目に多い回答が「企業が女性が働くことの価値をより認めはじめた年」(約23%)です。
1 位の回答の割合が 2014 年の調査結果の39.9%よりも下がっているため、「働く女性の環境は少しずつ良くなっているとも考えられ」るとのこと。
2015年「やろうと思っていてできなかったこと」に関しては、1位が資格取得(32.5%)、2位が転職(31.6%)、3位がダイエット(26.5%)の順に続きます。
「活躍した女性は誰だと思いますか?」の質問では、1位が女優の吉田羊さん、「最も重大だと思ったニュース」は「パリ中心部連続テロ事件」という結果も出ています。
【株式会社LiB調べ】※写真のグラフも同社リリースより。
より詳しい情報は以下、出典元リリースをご覧ください。
出典:「働く女性から見た 2015年の重大ニュース」
転職をしようと思い始めた季節
上記調査からも転職への関心の強さがうかがえますが、「転職」に関するリサーチも発表されています。
株式会社パソナで人材紹介・再就職支援サービスを行うパソナキャリアカンパニーは891名の25歳~44歳の転職経験者(2012年〜2015年の転職者)を対象に「転職に関する意識・実態調査2015」を実施しました。
メインのTOPIXとして以下のようなものが挙げられていましたので引用します(実際は5項目)。
●2012年以降、1人あたりの転職希望者が内定を獲得する社数は年々増加し、2015年は1.76社。特に35~39歳のミドル層では1.5倍の2.11社へと増加。
●51.6%が転職で年収アップ。転職時の年収増加者の比率も年々高くなり、2015年では58.1%が年収アップでの転職に成功している。
転職を始めようと思った季節に関する質問では、「春(3~5月)」と答えた人が28.3%、「夏(6~8月)」が26.1%、「秋(9~11月)」が25.0%、「冬(12~2月)」が20.6%という結果が出ています。
【パソナキャリア調べ】
大きな差ではありませんが、春→夏→秋→冬の順となっています。より詳しい情報が知りたい方は、以下の出典元をご覧ください。
出典:「転職に関する意識・実態調査2015」
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