2017年11月01日更新

【検証】ハロウィンで爆装していた人々は実はどんな仕事をしているのか?

そろそろブームも終了か? と思いきや場所によってはまた盛り上がったりもしている年中行事ハロウィン。

このイベントさえなければ「一生着ねえ」みたいなスゴい格好でウロウロしている人も多いが、その人たちは常日頃どんな仕事をしているのだろう? ちょっと気になる。  

というわけで編集部では、渋谷で街頭取材を決行。こりゃキテるなーという目立つ格好の人々をつかまえて、「お仕事なんですか?」を聞いてみた。

引きこもりから人気ニコ生主に【仮装:魔人ブウ】




10月27日(金)PM17:00@渋谷。

多くの人がまだ勤務中であり、ハロウィンもまだ本番前とも言える金曜日。だからこそ、既に決戦モードに入っている人々は、それなりに本気度も高いと見ていいだろう。

いち早く旬のネタをものにしようと、多くのテレビ局、その他メディアが待ち構える中、ハチ公前で一際目立つ"魔人ブウ"を発見。

あまりにも異彩を放ちすぎているため、我々取材班も話しかけるのがためらわれるレベル。とは言え、まだほかに仮装の人もいないためやむをえまい。突撃だ。

「あの…仕事旅行と言いまして、メディアと言うか、まあそんな感じのことやってる者ですが、よかったらお話を…」
「いいっすよ!」

なんと0.1秒で快諾。実は声かけられ待ちだったのか? いずれにせよ、いいヤツだと思えてきた。

この人は野田草履(のだ・ぞうり)さん。職業は「ニコ生主(なまぬし)」だという。野田草履Pとして活動し、いまでは月50万くらいを稼ぐ人気者だが、元は引きこもりだったそうだ。

「引きこもりで働いたことがなかったんで、インターネットばっかりやってて、外ととの関わりがないじゃないですか? それ、寂しいなと思ってニコ生始めたんですね。そしたら、こうやってイベントなんかでウロウロしたりするうちに、外出るようになっちゃって。

最初は親の仕送りで暮らしてたんですけど、2〜3年前からこれだけで生活できるようになったんです」

いい話だ。ちなみに野田草履Pがコスプレをするのは、「人と打ち解けるため」だという。

★惑星は野田草履の夢をみる(野田草履) - ニコニコチャンネル
★野田草履P(@nodasori2525)さん | Twitter

紳士的な所作は接客業で取得!? 【仮装:NO MORE 映画泥棒】




その後センター街を流していると、NO MORE 映画泥棒に遭遇した。ハロウィンの定番とも言えそうなコスプレだが、被り物がよくできている。動きもキレッキレで一瞬「本物か?」と思うレベル。

インタビューのお願いをしてみると、蚊の消えいりそうな細い声で「ええ、いいですよ」。どこから音が漏れているのかよく分からないが、佐藤某(さとう・なにがし)さんと名乗る彼の職業は飲食関係だという。

仮装をしている理由を尋ねたところ、「会社の宴会芸で使ったものがあったので、去年試してみたら楽しくて。だいぶチヤホヤされました。今年も一生分褒めてもらいますよ」と自信満々のお返事。会社ではだれか褒めてくれないのだろうか?

肩書きは"地球をわっしょいする男"【仮装:わっしょい】




突如、隣で「わっしょーーーーい!!!!!」の大声。法被を着た一人の若者が「世界一周」と書かれた段ボールを掲げ、道行く人々に何か呼びかけているが、懸命のアピールにも関わらず、多くの人は気づかないか、気づいても見なかったフリをして通り過ぎてゆく。

若者の名は甫足賢人さん。職業は学生とのことであるが、”地球をわっしょいする男”を名乗っているそうだ。なんだそりゃ?

聞くと彼は、TABIPPOというベンチャーが主催する「世界一周コンテストDREAM」にエントリーしているという。ウェブサイトで投票を受け付けており(10月30日まで)、そのPRも兼ねてやって来たようだが、「わっしょい!」を連呼するのには、深いワケがあるという。

「『わっしょい』の語源はいろいろあるんですけど、僕がビビっときたのは、日本の『わ』にはいろんな意味があって、家族の輪、平和の和、会話の話etc。それらの『わ』をみんなで、背負おう(しょおう)という意味があるんですよ。世界1周しながら『わっしょい』を広めることで、人生楽しくなるきっかけづくりをしたいんですよね」

懸命のアピールの甲斐あってか、コンテストではAブロック30人中3位で次の審査にコマを進めたようだ。

★第8回 世界一周コンテストDREAM

連休を取得して参加したが今日はボッチ【仮装:赤ずきんちゃん】




実は気づいていた。我々や他メディアが仮装の人々を捕まえては話を聞いたり、仮装者同士が楽しそうに交流する中、ゾンビメイクをした赤ずきんちゃん(男性)が、幽霊のように一人寂しくポツンと佇んでいることに。

まさか、お友だちいないの? 食べちゃったの? 何度も視界に目に入るうちに、なんだか情さえ湧いてきて話しかけてみるとーー

「いやー、本来は友だちがオオカミやる予定だったんですけど、来るのが明日なんですね。なので今日はちょっと寂しくて」とのこと。

彼の仕事はIT系。ハロウィン参加のために、連休を取得しているという。そこまで気合いを入れるのはなぜか? 理由を聞いてみたところーー

「バカ騒ぎできるのも若いうちかなと思って。あとは、若干の下心(笑)」。

さすが。イケイケどんどんなIT産業だけに参加動機も軽い? しかし素直でいい。インタビュー終了後、「トリック or トリート」と恥ずかしそうに言いながら、カゴに入っていたカントリーマアムをくれたので、チョコをあげた。

あの編集部が今年も降臨【仮装:ウォーリー】




駅前で取材を続けていると、白塗りした上半身(裸)に赤いガムテをボーダー状に貼りまくった男だらけのチームが出現。周囲には人だかりができ、なんだかスゴい人気のようだ。

あ、あれは…例年カラダと気合いを張りまくったアツいハロウィン報道で有名な「ロケットニュース24」編集部では?

人混みをかき分け、編集部の佐藤英典さんを直撃した。なぜ、毎年こんなことを?

「ファンとのコミュニケーションに活かせれば良いなと思って。(ウォーリーにしたのは)簡単だから」

ーーと淡々と答えてくれた。ハロウィン参加も年季が入ってくると、枯れた境地になってくるのだろうか。

★【ハロウィン2017】インパクト絶大! 低クオリティでも「渋谷の街で人気者」になれる仮装はこれだッ!!| ロケットニュース24

簡単にできる"半生ウォーリー"とのこと。脱ぐとき痛そう

この手があったか。直帰型コスプレ【仮装:サラリーマン山田】




"半生ウォーリー"たちも街中へと消え、そろそろ切り上げるか? と思っていた矢先、人ごみのなかを颯爽と歩いていくサラリーマン男性に目を奪われる。

その澄ました表情とは裏腹に、後頭部に"面"をつけている…! あの面はなんなんだ!? ということで、声を掛けようとしたところ、奇行種ばりに移動速度が早くなかなか追いつけない。

小走りで追いつき声をかけたところ、「はい!?」と驚いた様子。仮装の人々に仕事を聞いてまわっている旨を伝えると、「不動産です」とサラッと教えてくれた。

お面は水木しげる先生の漫画に登場する「サラリーマン山田」。なぜその仮装なのか聞いてみるとーー

「会社から直接来たんです。なので、スーツのままできるやつがないかなあと思って」とのお返事。この手があったか!

翌日の土曜日も来るそうで、土曜日の仮装はクレヨンしんちゃんの「野原ひろし」だそう。スーツのままできる直帰型コスプレということか? いずれにせよ土曜日も仕事をしていて、お疲れ様である。

クールなコメントとは対照的に、撮影時には漫画みたいなコミカルなポーズもとってくれてサービス精神旺盛。その後、駅へと消えて行った。

漫画みたいなポーズも。サービス精神旺盛。

仕事は美容師の鋏を作る会社の社長!ご夫婦で仮装【仮装:美女と野獣】




通りすがりの野獣と目が合う。野獣は美女をお連れである。

お名前は、くにさんとみこりん。くにさん曰く、仮装のタイトルは「美魔女とおじさん」(笑)。野獣だけだと様にならないので、奥さんのみこりんに美女役をお願いしたそう。

「去年はマリオをやってて。マリオですか? って言われて、丸いからマルオですって言って(笑)」と茶目っ気たっぷりにインタビューに応じてくれるくにさん。

で、気になる職業のほうは、「美容師の鋏を作る会社を経営しています」とのことで、多くのカリスマ美容師たちから支持されているとか。

ほかにも...


ロシアからの留学生がいたり


ハロウィンデビューを果たした大学1年生グループがいたり


甲冑と目玉のおやじという謎の組み合わせがいたりと初日から駅前はなかなかの盛り上がりよう。

ニコ生主から美容師用の鋏を作る会社の社長までいろんな仕事の人がいた。普段話さないような人にも気楽に声をかけやすい無礼講感が、ハロウィンの面白いところだ。

記事・写真:河口茜+ヤマナカン+銀河ライター(シゴトゴト編集部)
読みもの&連載もの: 2017年11月01日更新

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