2015年12月14日更新

”共感接点”で人は集まる。”巻き込みのプロ”が語るコミュニティの作り方とは

12月より開始しました、新サービスの東京仕事散歩が続々と開催されています!私が先日取材したのは、全国各地で地域コミュニティ作りに携わっている、株式会社ファイアープレイス代表の渡邉知(わたなべさとる)さん。

大学でまちづくりや地域活性を学ぶ私は、渡邉さんのキャリアやお話がとても気になっていました。しかもFacebookを拝見すると、東北の漁師さんと東京の人を集めてバーベキューを催したり、会場である屋上のデッキにはなんとジャグジーバスがあるなど、なんだかおしゃれで楽しげな雰囲気です。

今回は渡邉さんの「コミュニティ、場所、仕事を作る」という働き方について聞くべく、素敵なオフィスにお邪魔してきました!

作りたいのはコミュニティ


渡邉さんは(株)リクルートで都市圏から地域への交流人口増をテーマにした社会課題などに関わり、プロデューサーとして全国を飛び回ってきました。一か月ごとに各地を転々としながら地元の人たちと地場産品をプロデュースするのは楽しかったと言います。しかし、それを3年ほど続けていくうちに感じたことがあったそうです。

「コンサルで全国飛び回ってましたけど、自分の場所がどうしても欲しくなっちゃったんです(笑)」

だからここを作ったんです、と紹介してくださったのが今回の会場である株式会社ファイアープレイスのオフィス。渡邉さんは「たき火の周りには、自然と人が集まるでしょう。だから、会社名はすんなり決まりました」と、社名の由来を語ります。

川崎駅から徒歩7分ほど歩いたところのマンションを上がると、広い部屋の一室まるごとをリノベーションしたオフィスがありました。

グラスの並んだバーカウンターや和室、15人ほどが宿泊できるゲストルームなどがあり、オフィスと言うよりも泊まれるバーラウンジのような素敵空間。
「どういう場所を作ろうと思って、ここができたんですか?」という参加者の問いに、渡邉さんは「“場そのもの”に意味があるわけではないんです。僕が作りたいのはコミュニティです」といいます。

私が印象として受けたおしゃれなスペースは、そのものが目的ではなく、渡邉さんにとってはコミュニティ作りの手法のひとつなのかもしれません。

コミュニティ、場所、ビジネスの全てをデザインする


私も「コミュニティデザイン」という言葉を聞いたことはありますが、“巻き込みのプロ”としてそれをビジネスに展開している渡邉さんはどのようなプロセスで仕事を進めているのでしょう。

以前手がけた長野県にある林間学校跡地のリノベーションを例に説明してくださいました。

「管理が行き届かず荒れた跡地があり、何かできないかと相談を受けたんです。そこで『キャンプ場ビルディングに興味がある人、集まれ!』とFacebookで呼びかけたら、共感してくれた人が300人以上集まりました。
その瞬間、共感接点でコミュニティが生まれたんです。そのコミュニティを、長野県の荒れ地という“場”に結びつけることで、キャンプ場を作るというアクションが起きました」


集まった人たちの年齢や職種は様々。場づくりへの関心。アウトドア、DIYなど集まった理由も様々。一回数万円の交通費で現地まで来てくれた人の数はのべ150人以上。半年という長きにわたり、それらメンバーと一緒に手作業でリノベーションを始めたそうです。
こうして(株)ファイアープレイスが運営する、貸し切り可能のキャンプ場が誕生しました。

渡邉さんは、人間は誰しも何らかのコミュニティに帰属したいという欲求があると言います。そして、インターネットを通して誰とでも
簡単につながれる現代は、「○○をしたい」「○○が好き」といった多様な関心を持つ人同士が、
昔とは比べものにならないほど、手軽にコミュニティを作れるようになり、そこでの結びつきが強くなっていくのだそう。

「今私たちが直面している社会課題の多くは、コミュニティに接続させることでその多くが解決できると信じています。コミュニティを作り、そのコミュニティに接続する場所を作りたい。共感接点で集まった人々と、コミュニティが支える「場」があれば、そこには必ずビジネスが産まれます」

渡邉さんによれば、活発な良いコミュニティを作るために大事なことは、「多様な人を集めること」にあるそうです。同じイベントでも、集まる人の目的はそれぞれ異なるもの。そのことを意識して複数のコミュニティを一つの場所に集められるか。
「生産者とつながる」ことに惹かれる人、「美味しい食材」に魅力を持つ人、「ワイワイ盛り上がろう」に反応したい人など、様々な価値観を持つ人々が同じ場に集まることで、コミュニティはより活性化するそうです。

“巻き込みのプロ”は、どうコミュニティを作る?


参加者にはミーティングプランナーとして学会など人の集まる場を企画・運営している方もおり、「人を集める発信方法のテクニック」「コミュニティを作るうえで重要なこと」「コミュニティ活発化への仕掛け」などについて、活発なやりとりが行われました。

仕事旅行の体験者コミュニティの存在も話題にのぼり、「参加すれば同じ仕事に興味がある、働き方を考えているなど、共感し合える人に必ず出会える。“参加”という軸が共通項になって、確実な出会いがあるのは価値だと思います」という参加者からの言葉もありました。

これには同席していた仕事旅行社代表の田中翼もなるほど、とうなずいていました。
たしかにスペシャリストの仕事現場で働き方、生き方をともに体感するのですから、参加者同士の距離も縮まりそうです。ディスカッションを聞くうちに、コミュニティや場のプロデュースといった仕事にいっそう興味がわいてきました。

渡邉さんは人が集まるうえでの共通項を「共感接点」と呼び、「共感接点を大切にしながらひとりで場を盛り上げようとしないこと、それが良いコミュニティ作りのポイントです」といいます。

友人や仕事など、人が集まる場にきっとある「共感接点」。そこから生まれるコミュニティには新たな場所やわくわくするプロジェクト誕生の可能性に富んでいることを感じ、コミュニティ作りの面白さを垣間見たような気持でした!

渡邉さんは「人と人を繋げるための“コミュニティを創出することで社会課題を解決したい」との思いで、全国の「活用されていない、活用しきれていないさまざまな場所を、人が集まる場にデザインしていく」事業に挑戦しています。

株式会社ファイアープレイスHP


参加するたび「インプットが間に合わない…!」との声があがる(私から)、学びもりだくさんの東京仕事散歩。
今後も仕事旅行社代表・田中イチオシ、大注目の仕事人たちのもとへ訪問できる「東京仕事散歩」が続々開催予定です。
社会人も参加しやすい平日夜の開催ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

【東京仕事散歩の体験はこちら】
東京仕事散歩

仕事旅行ニュース: 2015年12月14日更新

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