2016年08月31日更新

仕事の息抜きに回文でも。お仕事ネタは怪文ぞろい

回文がにわかに流行ってきているようです。

回文とは、初めから読んでも終わりから読んでも読み方が同じ文のこと。「たけやぶやけた」など子どもの頃聞いたことありますね。

1日の大半を占める「仕事」は、回文のネタにもなりやすく、仕事にまつわる回文もたくさん出ています。

近年注目を集めつつある「回文」より、仕事ネタを集めてご紹介します。

ブラックな仕事ネタも遊びになる


回文って面白いの? と思っている方も多いと思いますが、その魅力は、言葉を使うことを仕事にする人たちもハマってしまうほど。

作家村上春樹さんの回文著作集『またたび浴びたタマ』や、山田航さんの『ことばおてだまジャグリング』など、回文に関わる本も出版されています。

大人も楽しめる言葉遊び、回文。なかでも仕事にまつわる名作・迷作を、雑誌やネットからピックアップしてみました。

その壱 ショート回文

まずはひと言程度のショート回文から。ショート回文はインパクト勝負です。

無期限激務(作・イグのマスタ)
〔むきげんげきむ〕
回文21面相 より

仕事後死(作・ナギシュータ)
〔しごとごし〕
Twitter より


こんな回文を作ってしまうなんて、どんなブラック企業に勤めているのでしょう。

回文でハードな仕事も笑いに


その弐 思うままに回文

少し長めの文章で作る回文は、文章の意味が通じるものにするのが難しいところ。

駄目や恋より仕事追う 男知り、良いこやめた!(作・野愛‘16)
〔だめやこいよりしごとおう おとこしり、よいこやめた〕
Twitter より

クビ、クビ、毎日街に。いまビクビク(作・北川ゆきお)
〔くび、くび、まいにちまちに。いまびくびく〕
北川ゆきお〜 回文短歌の小部屋 より

辞めたいか。でもね、軽い判断ダメ。だんだん入る金もデカイためや。(作・阿呆兄弟)
〔やめたいか。でもね、かるいはんだんだめ。だんだんはいるかねもでかいためや〕
回文21面相 より


その参 回文川柳

回文であり、かつ5・7・5の音節のあるものが回文川柳です。制約が多い分、格段に難しくなります。

唐突に「無いし欲しいな 日当」と (作・二ノ宮よう子) 
〔とうとつに「ないしほしいなにっとう」と〕
回文21面相 より


二ノ宮よう子さんは、回文川柳を中心に作っていて、仕事ネタ以外にもたくさんの作品を作っています。「無いし欲しいな、日当」から伝わってくる切実さといったら…。

二ノ宮さんは回文バトルイベント「回文キング」の主催者でもあります。次回は9月22日に開催されるようで、回文のリアルな場での盛り上がりにも期待です。


回文は、準備いらずで楽しめる言葉遊び。仕事できつかったことも、回文にして笑いに変えれば、ちょっとはすっとするのかもしれません。
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