仕事場にもっと音楽を―効率化、ストレス軽減。それ以外の効き目も?

国の制度によって、従業員のストレスチェックが義務化されてから半年以上が経ちました。仕事によってかかえるストレスは誰もが頭を悩ませる大きな課題です。

そうした中、ストレス軽減や効率化のために、職場に音楽や緑化、アロマを取り入れている企業も多く出てきているようです。

今回はその中で、音楽をテーマにした話題をお伝えしていきたいと思います。

音楽が社内コミュニケーションを活性化する

 
今年の5月29日に発信された「YOMIURI ONLINE」の記事 では、株式会社USENが2013年からオフィスBGMという企業向けのサービスを始め、そのサービスの提供が現在では当初の4倍以上のペースで進んでいることから、企業の音楽に対する関心の高さを伝えています。

さらに記事の中では、音楽を導入している一つの企業として、人材派遣会社・スタッフサービスを紹介しています。

人材派遣会社・スタッフサービスでは、2015年12月から本社の一部で、リラックスや集中力向上を促す曲を流していること、朝の出勤時は小鳥のさえずり、午後3時にはラジオ体操の曲、午後7時にはドボルザークの「家路」で帰宅を促すという、特徴のある音楽の取り入れ方をしているとのことです。

記事の取材に対し、人材派遣会社・スタッフサービスでBGMを担当する方は「静かなオフィスは会話をしにくいが、音楽を流すと話す機会が増え、意思疎通が活発になりました」と音楽によって様々な良い効果を得られていることを伝えています。

その一方で、音楽は個人だけに良い効果や利益があるだけでなく、チームを団結させることにも大きく役立つことが、アメリカのカリフォルニア州立大学バークレー校の今年の5月29日に発信されたバークレー校の科学研究センターの研究 で明らかになっています。

その研究では、「音楽を聴いてみんなで一緒に歌うことは、脳の神経伝達物質にダイレクトに影響を与えることが、複数の研究から明らかに」なったとされています。

そうした物質の多くは、「親近感や結びつきを生み出す一因となっているもの」と示し、合唱によって、相互間で調和した行動がとれ、親近感が生まれ、寛大になり、より効率的に仕事ができるようになるとのことでした。

こうした音楽の良い効果について知っていても、実際に職場に音楽を導入するためにはそれなりのコストがかかります。また、コストをかけずに音楽を個人で持ち寄る場合、「その人の趣味や趣向によって、音楽のジャンルなどが偏ったものばかりを聞くことになる」ということはよくあることだと思います。

しかし、現在ではそういった課題をクリアする方法もないわけではありません。たとえば高音質の音楽専門チャンネルを無料でデジタル放送している「i-dio」というサービスなどもあります。

「i-dio」は、2016年3月からサービスを提供しており、そのサービスを受けられる地域は、東京・大阪・福岡と限定的にはなっていますが、現在は東海エリアにもサービスを提供できるよう拡大しているとのことです。このサービスは無料で利用できますので気軽に音楽を職場に導入できそうですね。

職場で音楽を聞いて、リラックスをしたり、気持ちを盛り上げて仕事をしたりすることは、日本ではまだまだ一般的ではないかもしれませんが、音楽は古くから人間のコミュニケーションツールとして人間の身近にあって、なじみ深いものだと思います。

好きな音楽を聴いているとき、ふと「自分に還る」という経験は多くの人がするものだと思いますが、職場においてもそのことがモチベーション向上につながったりするものかもしれません。

と考えると、音楽は仕事の効率化やストレス軽減という効果だけでなく、仕事をしていく中でも「自分なりのリズム」を思い出させてくれるものなのかもしれませんね。

記事:シゴトゴト編集部(仕事旅行社)
読みもの&連載もの:2016年08月26日

メルマガ登録いただくといち早く更新情報をお伝えします。

メルマガも読む
このページを気に入ったらいいね!しよう
見たことない仕事、見に行こう。

オススメ記事

Follow Me!


PAGE TOP