2016年08月05日更新

求人倍率3倍、採用者数5万人。五輪の感動を裏で支えるあの仕事

リオデジャネイロ五輪、いよいよ開幕ですね。

世界が熱狂する16日間には、世界約200カ国から1万人以上の選手が参加します。

今回の観客動員がどれくらいになるかはわかりませんが、ロンドン五輪のチケット販売は約1000万枚だったと言いますから(パラリンピック含む)、おそらく百万単位の人々が現地を訪れることになるのでしょう。

それだけの規模のイベントともなると、大会関連の仕事やそれに従事する人の数もすごそうです。そして、その人々の協力なしに五輪は盛り上がらないのでは?

例えば、選手村の食堂。各国の料理に対応し、24時間稼働するレストランを運営するにはシェフが1000人必要とのこと。昨今の世界情勢もあり、警備の体制も厳重にしなければならず5万人を投入。さらに選手村や会場に資材、日用品、寝具類等を運ぶ運送会社のスタッフは重宝されるのだとか。

そのほかVIPを案内する「アシスタント」、開会式の音楽を演奏する「音楽隊」、観光客を泊めるための「宿泊施設の従業員」などなど、オリンピック開催で動員される人の数は非常に多いことが分かります。

なかでも近年注目される五輪の「花形ワーク」はボランティア。ボランティアだけで5万人とも言われていますが、なんだか途方もない数ですね。それにもかかわらず希望者は大変多く、"求人倍率3倍以上"とのこと。

五輪ボランティアは会期中どんな活動をするのでしょう? 仕事内容や参加方法を調べてみました。

大人気の五輪ボランティア


五輪にはかかせないのが1948年大会から導入された、オリンピック・ボランティアの存在です。もちろん報酬はなし、費用は実費負担となります。

さらに最低でも、大会期間中の10日間の業務と3日間の事前トレーニングへの参加が必須! という厳しい条件ながらも、ロンドン五輪では7万人の募集に対し24万人、同じくリオ五輪でも7万人の募集に対し24万人が手を挙げたとか(その後、経費削減のため5万人程度に削減)。それでもすごい数ですね。かなり狭き門です。

ボランティアに採用された人々が担当する仕事は、80余りの会場における来場者案内、通訳、健康・医療サービス、警備など。

ちなみに今回のリオには、日本の僧侶の方もボランティアで参加しているそうです。

参考:リオ五輪の選手村公開 ボランティアに日系の僧侶も

どのようなプロセスをへて、ボランティアは採用にいたるのでしょう? ロンドン五輪では以下の流れで決まったようです。

・ボランティアプログラムの発表、応募:2010年9月
・第一次選考:2010年11月
・面接選考:2011年1月から約1年間
・最終選考結果発表:2011年10月から随時
・オリエンテーション:2012年2月
・正式認定、ユニフォーム配布:2012年4月
・現地トレーニング:2012年6月
・オリンピック本番:2012年8月5日-21日


この記事が大変参考になります。

参考:東京五輪に参加したいのでロンドン・リオのボランティア情報を集めました

企業の採用面接さながらの本格選考ですが、募集人数が多いためか、本番から2年前から募集し1年前に決定という選考期間の長さに驚きます。マラソン選考ですね。

2年越しの選考を走り抜けたロンドン五輪のボランティアたちは、「ゲームメーカー」と呼ばれ大活躍。呼び方を変えるだけで、イメージがなんとなくポジティブになるのも不思議。"主役級"を感じさせます。そこがロンドンの上手なところかも。

メダル授与の補助といった仕事から、大会外の観客の整理という仕事までやり遂げた彼らは陰の"メダリスト"として、大会終了後にはさまざまなメディア、SNS上でその尽力を称えられました。

参考:London Olympics: How volunteers made the Games

「市民参加」が五輪のキーワードになっているいま、ボランティアは五輪を盛り上げるために欠かせない存在だということでしょう。

TOKYO 2020の募集は2年後の夏から




ここで気になるのは、2020年の東京オリンピック。もちろん東京でのボランティア募集も行います。小池都知事も、リオ訪問の際にはその活躍ぶりを視察して参考にしたいと語ったようです。

東京五輪では、ロンドン五輪と同じく「大会ボランティア」「都市ボランティア」の2職種のボランティアを募集するようです。

大会ボランティアは、オリンピック・パラリンピックの大会運営に従事します。具体的には観客サポート・メディアサポートなどの業務があります。活動場所は、競技会場や選手村などの大会に関係する会場。約8万人を想定しています。

一方、「都市ボランティア」は国内外からの観光客へ観光案内や交通案内を行います。活動場所は空港・駅・観光スポットなどです。こちらは1万人以上を予定しています。

あわせて9万人以上の求人。募集開始は今から2年後の2018年夏とのこと。興味のある方は、早めに情報収集しておくのも良いかもしれません。

参考:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

守屋佳奈子(シゴトゴト編集部)
読みもの&流行りもの: 2016年08月05日更新

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