2016年07月13日更新

キャメロン辞めても猫は留任。英官邸「ネズミ捕獲長」の任務とは?—スキマな仕事から見える世界vol.7—

イギリスの新首相メイ氏の就任にあたり、ひそかに巷を賑わせている猫をご存知でしょうか。英首相官邸の猫、その名はラリー。

新首相決定のニュースが大々的に報じられるとともに、この猫の存在にも注目が集まり世界のメディアから追いかけられてます。

なぜでしょう? 実はこの猫、「首相官邸ネズミ捕獲長(Chief Mouser to the Cabinet Office)」の肩書を持ち、イギリスでは公務員とみなされているそう。

日本でも「猫駅長」などがニュースになったりしますが、なかば本気で公務員扱いしてしまうところが、なんともイギリスらしい発想な気もします。

マスコット的存在として国民から愛されているラリーですが、ファンからは「キャメロン首相が退陣するとどうなるの?」という不安の声もあったようです。

今回は世界でただ1匹の仕事、「首相官邸ネズミ捕獲長」を務めるラリーをご紹介します。

500年の歴史を持つ大事な仕事


なぜ、猫が官邸の「ネズミ捕獲長」になったのでしょう?

首相官邸のあるダウニング街には、昔からネズミが多く住みついていたようです。そのため1500年代のテューダー朝の頃から、ネズミ捕り兼ペットとして猫を“雇う”習慣があったといいます。

1920年代からは、官邸勤務の猫に“給料”も出されるようになったとか(1日1ペニー)。それ以降、10匹以上の猫たちがこの任務に従事し、“賃金”もいまでは年100ポンドになっているそうです(wikipediaより)。

もちろんご飯代でしょうね。

現職のラリーが勤め始めたのは2011年2月のこと。デーヴィッド・キャメロン氏とその家族が動物愛護施設「バタシー・ドッグス&キャッツ・ホーム」で選びました。

しかしながら、ネズミを見ても追いかけないなど、職務に対して不熱心なラリーの様子がメディアでたびたび報じられるように。最初の獲物を捕らえるまでに、9カ月かかったといいます。

ついにはキャメロン氏も愛想をつかし、2012年には更迭されました。

その後代わりに雇われたのは財務大臣ジョーズ・オズボーンの飼っていたメス猫のフレイヤ。職務遂行能力の高さを買われたそうですが、度重なる脱走や交通事故の影響もあって、2014年に退任します。

再度、捕獲長の任についたラリー。官邸の主はメイ氏に変わりますが、しっかりと職務を遂行してくれるのでしょうか? 

ラリーはSNS上でも人気です。ラリーだと名乗るtwitterアカウント(ファンによるもの?)では、13日のメイ氏就任に際していそいそと備える様子もうかがえます。


(ラリーのtwitterアカウント https://twitter.com/Number10catより)

「誰か明日空いている、良いトリマー知らない? 水曜日に良い印象を与えられるようにしておきたいんだけど」(ラリー)

ラリーも新首相のことは意識しているようですね。今後もしっかり公務員として活躍してくれることを期待したいものです。

ちなみにこのtwitterアカウントは、6万人を超える人々にフォローされており、何気ない日常がときに政治ネタも交えつつ呟かれています。

冒頭写真のように着ぐるみ姿を披露してくれたりと、ファンサービスも忘れていないよう。マスコットキャラクターとしての仕事は、しっかり果たしているようです。それにしても、人も猫も運命ってわからないものですね。

記事:島田綾子(シゴトゴト編集部)

参考:
首相官邸ネズミ捕獲長
「英首相官邸の猫、ラリーは「留任」…ネズミ捕り」(「読売新聞」より)
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