6月3日(木)に仕事旅行社で「人事の枠を超える会」を開催しました。
この会では、人事の課題を共有、解決のヒント探しを目的としています。当日はファシリテーターとして、仕事旅行のホストも務める園部浩司氏(園部牧場株式会社)をお招きし、アパレル、教育、メーカーを始め様々な業界の人事のみなさま8名が参加。2部制+懇親会で開催しました。
第1部では、それぞれが抱えている課題の発表を行い、第2部では、その中でも特に課題感の強かったテーマに対して、アイデアを持ち寄りました。
記事:田中航(仕事旅行社)
業界は違っても、抱えている問題は同じ。
第1部では、付箋を使い各社が抱える問題点を列挙。企業により若干課題の範囲の違いは出たものの、上がった課題は大きく分けて8つのカテゴリーで出現しました。
各社の抱える問題点を書き出した。
研修のやらされ感を払拭したい。
経営戦略と研修の整合性を取りたい。
教育コンテンツの開発方法がわからない等々。
参加者から課題が発表されるたびに、ほかの参加者からも共感の声が聞かれます。 なかでも、特に課題感が多かったのは、
「自立自走できる社員を育てるためにはどうしたらよいのか?」。
これには参加8名中6名が共感していました。 ちなみに、他にも「研修に積極的に参加してもらうためにはどうしたらよいか?」、「人事考課の目線を揃え」「研修プログラムの作り方」「研修の経営戦略へのひもづけ」などの課題も挙がっていました。
各社の具体事例を用いながら解決のヒントを考える。
ファシリテーターの園部浩司氏(園部牧場株式会社)
第2部では、各社での取り組みをもとに、1部で上げた課題のヒントを探っていきました。
例えば、某アパレル企業。研修への参加意欲を高めるために、「研修」という言葉を使わず、参加者メリットをいかに伝わるかを工夫している。ex.新入社員に向けてのスキル研修は、「上司に可愛がられるための講座」)とのこと。
他にも、研修の企画段階で参加者とともに企画する。ex.今自分たちが必要な力は何か?からワークショップ形式で決め、その決定事項に対して研修を投入する。
また、「研修の学びの効果を高めるためにはどうしたらよいか?」というテーマに対しても、研修効果の高い企業は、必ず研修で得た知見を業務に生かせるように配置替えをしたり、上長に人事がかけあい、学びを活かす場を作ることに注力していることがわかりました。
参加者からは、「“研修をいかに作るのか?”に注力していたが、マーケティングやリアルに学びを活かす場づくりの方に注力が必要だと思った」などの感想も。
リアルな事例共有の場がない。
第1回の人事の枠を超える会は、あっという間に2時間が経過。最後は、感想共有会とピザを囲みながら親睦会を行いました。
参加者からの感想として、「こういうリアルな情報共有の場はないので、すごく貴重でした」「自分の会社は思っていたよりもしっかり打ち手を打てていることがわかった」「異業種でも悩めることが同じだということがわかった」、「意見交換することの重要性に気づいた」「明日使えそうな具体的なヒントが見つかった」など、参加者一様に学びがあったと回答もいただきました。
引き続き白熱する親睦会。
時間不足で話し足りないこともあり、その後の親睦会でも、ピザとビールを片手に議論は白熱していました。 想像以上にご好評いただいた人事の枠を超える会。
第2回「人事の枠を超える会」を開催します!
参加者のリクエストに応え、6月28日(火)にも開催をすることが決定しました。日時は差し迫っていますが、まだまだ若干名ゆとりがあります。悩みの共有がしたい方、事例共有が聞きたい方、まずは気軽におこしください。
▼第2回「人事の“枠”を超える会」
参加者同士の交流によって様々なスキル・ノウハウを共有、担当者自身の「爆発的な仕事力アップ」を目指します。
≪日 時≫ 2016/06/28(火) 19:00 ~ 21:00(受付18:50~)
≪会 場≫ 株式会社 仕事旅行社オフィス (東京都港区新橋5-1-3 新正堂ビル5F)
≪講 師≫ 園部 浩司(園部牧場株式会社)
≪受講料≫ 無料
≪締切り≫ 2016/06/26(日) 19:00
≪お申し込み、詳細≫
http://jinjibu.jp/seminar/detl/36309/
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