2016年06月01日更新

ラッパーに学ぶ。心動かすプレゼンテーション

熱量不足のあなたにおすすめ!


仕事をしていると様々な場面でプレゼンをする機会があります。失敗できない大事な商談や社内プレゼンの前には、ひいひい言いながら必死に資料作りをするものです。

でも、せっかく一生懸命プレゼンの準備をしたのに伝えたいことが伝わらなかった経験はありませんか? 事前準備を頑張ったのに、うまく伝わらなかった時、アイデアが採用されなかった時はとっても悲しい気持ちになりますよね。

プレゼンはビジネスパーソンにとっての“勝負事”でもあるのです。

そんなビジネスマンの気持ちを汲むように、本屋では「プレゼンが上手くなる!ナントカカントカ」とか「外資コンサルが教えるプレゼンのほにゃらら」といった書籍であふれています。

もちろん書籍で手法を学ぶことが大切だけど、なんだか小手先な感じがする…。そんなことを思う方もいるのではないでしょうか。

実は意外なところにプレゼンの極意が学べる“生きた教材”があります。

それは「ラッパー」です。

「なんで?」と思われるかもしれませんが、ラッパーをよく観察してみるとビジネスのプレゼンに役立つエッセンスが沢山なのです!

私自身、「これから勝負プレゼンだ...!」と思うときには、YouTubeでラップ動画を視聴するなどして頭と心の準備をすることもあります。

これからご紹介する「ラッパーに学ぶプレゼンテーションの極意」は、以下のような“自覚症状”がある方に有効かもしれません。

①プレゼンしても相手に伝えたい事が伝わらない人
②ロジカルに話せるけど人の心を動かせてない気がする人
③「頭はいいんだけど熱量が足りないんだよねー」とか言われてしまう人

プレゼンにも“ほんとの言葉”が必要だ


さて、みなさんは「MCバトル」をご存知でしょうか? MCバトルとは、ラッパーが即興のフリースタイルラップで一対一のバトルを繰り広げるものです。

最近ではテレビ朝日でMCバトルをメインコンテンツに据えた「フリースタイルダンジョン」という番組が放送され、深夜番組にもかかわらずSNSや口コミで広がりブームとなっています。

「MCバトルって言われても...あんまりイメージ湧かないなぁ」と思った方はこちらの動画をご覧いただけるとよいかも。


「戦極MC BATTLE 第13章(15.12.27) 晋平太 vs CHICO CARLITO @BEST BOUTその1」Youtubeより

動画の様子を少し実況してみましょう。

超満員で熱気にあふれる会場。レフェリー役の「Ready? Fight!」のアナウンスに続き、まずは先行の晋平太が対戦相手のCHICO CARLITOに対し、ビートに乗せて次のようにのたまいます。

晋平太「フリースタイルダンジョン 抜けて参上 オレはチャンピオン お前はまだ迷子 こいつで最後 言えよ Oh my God! 辞めれないぞ アルバイト」

いやー、言いたい放題です。しかもこの至近距離(目の前)で「Oh my God!」(オー迷子)なんてディスられてしまうとは。

「(お前は)迷子のままバイトもやめられない」なんてなかなか屈辱的。つまり一生ニートでいろと…。

しかし、CHICO CARLITOも負けてはいません。晋平太のターンが終わり、MCの応酬があった後、次のようにたたみかけていきます。


「戦極MC BATTLE 第13章(15.12.27) 晋平太 vs CHICO CARLITO @BEST BOUTその1」Youtubeより

CHICO CARLITO「オレはいつもニコニコしてるだけのCHICOじゃねえ 今日は勝ちに来てる もちろんみんな最初はただの肥だめ でもこの声だけは 唯一無二だぜ 口から出すぜ ほんとの言葉」

ここで会場は大いに湧きます。自分のポジションを「肥だめ」(挑戦者という立ち位置)から「声だけ」(得意スキル)へとひと言で引き上げたところが鮮やかです。下(お尻)から上(口)へとイメージを転換し、「出す」の言葉でまとめあげたのもなんだかスゴい。

そして、まさにここで言う「ほんとの言葉」をステージ上でどれだけ多く鋭く発し「共感を呼べるか?」がMCバトルの勝敗を決するのでしょう。

人前という緊張感の中で、自分の伝えたいことをアドリブで的確に言葉(音楽)として組み立て、「どこまで人の気持ちを動かせるか?」という意味において、プレゼンもラップと共通するところがあると感じます。

上に挙げたパフォーマンスだけでなく、ラップには「人の気持ちを動かす」ためのヒントがたくさんあると思います。私が考える「伝わる」「共感を生む」ためのエッセンスを3項目にまとめてみました。

プレゼンに活かせる3つのエッセンス


1.リアルへのこだわりがスゴい

ラッパーたちのリリック(歌詞)では「リアル」という言葉がよく使われます。

これはラップで口に出す言葉と生き方が一致していること、等身大の自分を表現できていることを指します。

言行一致してるラッパーは賞賛され、そうではないラッパーは批判の対象となるのです。

これはビジネスのプレゼンにも通ずるところではないでしょうか。

プレゼンといえば「その場の一発勝負!」といったイメージがありますが、実は普段の振る舞いや業務時間外のコミュニケーションも含めて評価されているのかもしれません。

2.即興で場を乗りこなすのがスゴい

フリースタイルのMCバトルではあらかじめ用意された歌詞ではなく、相手やその場に合わせ即興でラップをします。上記の動画ももちろんフリースタイルです。

楽曲のような完成度ではありませんが、即興ならではの真剣勝負感が伝わってきて鳥肌モノです。

プレゼンは一方的に準備してきた内容をぶつけてしまいがち。相手の表情が曇っていることにも気付かずに一方的にまくし立ててしまった...なんてことも。

相手の表情や場の雰囲気を感じる余裕を持つことができれば、相手に伝わるプレゼンに近づくはずです。

3.感情から生まれる強いメッセージ性がスゴい

ラッパーにはそれぞれプレースタイルがありますが、感情を露わにしてラップするラッパーが多くいます。

時には感情が昂ぶりすぎて言葉に詰まる場面もありますが、必死に相手に何かを伝えようとする姿にはグッと来るものがあります。

私はわかりやすくロジカルに伝えようとするあまり、気持ちが入っていないプレゼン(本当は気持ちが入っているのに!)になってしまった経験があります。

相手の心を揺さぶったり行動や考え方まで変えるプレゼンをするには、まずは自分自身が心震えるようなプレゼンをすることが大事なのではないのでしょうか。

いかがだったでしょうか?

ビジネスとは正反対のところにいそうなラッパー。

でも、「人に何かを伝える」という意味では、ラップもプレゼンも近いものがあると言えそうです。本気で相手(課題)にぶつかることで、「メッセージが伝わる」スリリングなシーンを目の当たりにできるのが、MCバトルの面白さだと思います。

記事:駒井亮(仕事旅行社/マーケター)


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