旅で得られること

自分から動き、「好き」を形にするチカラ

学びのロードマップ

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ラーメン屋の仕事を体験する
ラーメン屋店主のこだわり・仕事の醍醐味を知る

旅のホストと仕事ガイド

すずらんラーメン

富山市にある呉羽駅から1.6kmほど離れた国道沿いにあるラーメン店。店主が数十年かけて開発した豚骨ベースのラーメンと、豚骨スープを使ったカレーが話題のお店で、ランチタイムには地元の方や海外からの観光客で賑わいます。22年前にトラック屋台からスタートした、夫婦二人で切り盛りする小さなラーメン店ですが、店主の高齢化により閉店も考えているそうです。

日本全国、どのまちでも目にすることができるラーメン屋。
そんなラーメン屋を地方で営むという働き方は、どういうものなのでしょうか。

「あいの風とやま鉄道」富山駅から一駅、呉羽駅からから1.6kmほど離れた国道沿いに「すずらんラーメン」はあります。13時間煮込んでいるという「豚骨ラーメン」や、豚骨スープを使ったカレー、その他「牛スジラーメン」や「モツラーメン」、「鳥皮ラーメン」などのオリジナルメニューがあり、地域の方から愛されるお店です。

トラック屋台でラーメンを出すようになって以来、店舗を持ち、場所を変えながら夫婦で長年切り盛りしてきたラーメン屋ですが、店主の高齢化により、閉店も考えているそう。世界で唯一の味がうしなわれるかもしれない危機にあるのです。

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トラック屋台から始めて、22年

店主は、小林昇（のぼる）さん。富山で寿司職人として10年ほど働いたあと、22年前にハイエースを改造したトラック屋台でラーメン屋を始めました。

「自分で店をやりたいってなったときに、ラーメン屋ならはじめやすいって思ったんだよね。そのときはラーメンづくりのことなんてなにもわからないから、ほとんど自己流でスープを開発したんですよ。13時間じっくり煮込んでつくるスープは、長年変わらないこだわりの味ですね。トラックで屋台を始めてから、5箇所場所を移って、9年前にここの場所に店を構えてね。おかげさまで、場所を変えても引き続き来てくれるお客さんもいますね。」

昇さんにとって、そんな思い入れのある店ですが、体力的な問題もあって閉店も考えているそう。そこで、店舗や味を引き継いでくれる方をさがしているそうです。

「ここのお店を使ってラーメン屋をやってくれてもいい。タダでというわけにはいかないけど、スープの作り方とかラーメン屋のやり方は教えますよ。もしくは、味を引き継いで別の場所でお店をやってくれてもいいです。」

後継者候補、大歓迎。

この旅では、ラーメン屋の仕事に触れながら、小林さん夫婦の思いを聞き、「地方でラーメン屋を営む」という働き方について知ることができます。

まずは、「すずらんラーメン」の歴史や仕事の概要を聞いたあと、ラーメン屋の仕事を見学。その後、実際にラーメン屋の仕事の一部を体験することができます。さらに小林さんから、味へのこだわりや「地方でラーメン屋を営む」ことについて話を聞いてみましょう。

今回の旅行で興味を持てば、後継者として名乗りをあげることも歓迎だと、小林さんは言います。「地方でラーメン屋を営む」というキャリアに興味がある方は、「すずらんラーメン」を訪れてみては？

スケジュール

時間	行程	体験内容
13：30	すずらんラーメン　集合
13：35	オリエンテーション	1)自己紹介（参加目的など） 2)体験の流れ説明/注意事項説明
13：55	仕事の見学	1)厨房器具や道具の紹介 2)スープの仕込み見学 3)スープについてのこだわり説明（材料や行程） 4)ラーメン・カレー作りの見学/手順の紹介
14：40	仕事の体験	1)ラーメン・カレー作りの手順のおさらい 2)ラーメン・カレー作りに挑戦 3)試食（店主の作るラーメンと食べ比べ）
15：40	働き方の対話	1)店主の働き方について 2)この仕事を始めた経緯・理由 3)この仕事の醍醐味
16：10	旅のまとめ	1)体験の感想・講評 2)質疑応答
16：30	すずらんラーメン　解散