
株式会社ミヨシ
その町工場の仕事を一言で表すなら「ものづくりで社会貢献する仕事」。
経験はなくても、ものづくりの仕事に携わってみたいという興味がある方。言われたことを淡々とこなすのではなく、自分からできることを探して動いていきたいという意欲のある方なら、今回ご紹介する企業はぴったりかもしれません。
東京都は葛飾区、駅前の賑わいから少し離れた閑静な住宅地に、昔ながらの町工場が点在するエリア。株式会社ミヨシもその中のひとつです。
主にプラスチック製品の試作と小ロット生産を行っている同社。製品を成形するための金型づくりから、成形、仕上げ、品質検査などをワンストップで行っています。その実績は、自動車の電装部品からOA機器や医療機器、大学で使われる実験道具など実に様々です。
工場といえば、決まった製造物があり、マニュアルに沿って淡々と同じ製品をつくっていくというイメージがあると思います。
ですがミヨシでの仕事は、クライアントの「こんなものをつくりたい」というオーダーを受けることから始まり、お客様と一緒にどうすれば良い製品ができるか話し合いながら、要望にあった試作を形づくる、そんな流れが多いそう。一つひとつの案件に応えていくために、高い技術力が求められます。
今回そんなミヨシが募集するのは「技術職」。試作・生産における設計、機械の操作、検品までを担う仕事です。全てを一人前として行えるようになるには、数年単位での経験が必要になってくると言います。
ですが逆に言えばそれだけのやりがいがあり、一からものづくり人として育って行ける土壌があるとも言えます。
実際に社員の方の中には、未経験から入社し、先輩の指導のもとで仕事を覚え、今では技術職としてエース級の活躍をしている方もいるそう。
取材をさせて頂いて驚いたのが、同社の職場環境のよさです。
事務所の扉をあけるとまず目に飛び込んでくるのは、お洒落なバーカウンター付きの休憩スペース。
社員の皆さんの「風通しのよい会社にしたい」という声を受けて、リノベーションされたという社内は、いわゆる一般的な町工場のイメージとは一線を画しています。
「一日8時間仕事をするうち、感じるストレスは色々ありますが、私たち経営者が取り除けるのは、職場環境でのストレスだけだと思うんです。」
そう話してくれたのは、代表取締役の杉山耕治さん。その代わりに、技術面での難しさやお客様の希望に応えるために悩むストレスは、大いにあっていい。成長のために集中できる環境づくりを意識していると杉山さんは仰います。
同社では社員の皆さん一人ひとりが意欲を高く持って仕事をされています。
ある日の社内会議では、「知識を高めるために“品質管理検定(QC検定)”を受検するのはどうか」という声が社員の皆さんからあがり、技術職だけでなく営業に経理、事務の方までが受検し、全員が合格したというエピソードがあるほど。
継続的に決まったものをつくるのではなく、試行錯誤しながら一品ものを作り上げていくミヨシならではの仕事のやり方が、社員一人ひとりの「どうすればもっとよくなるか」を常に考える意識に繋がっていると杉山さんは話してくれました。
もう一つ同社の大きな特徴としてあげられるのが、環境に配慮したものづくりを進めていること。「捨てられないものづくり」「人の役に立つものづくり」を企業理念に、省エネ活動にも力を入れています。
製造業において、ものをつくること=地球の限りある資源を使うということ。そして、少なからずゴミを排出するということでもあります。
前職は「ゴミをエネルギーに変えたい」という想いから、環境プラント関係の職に就き、ごみ処理プラントの現場監督に従事していた杉山さん。そこで大量のゴミが捨てられていく光景を目にしたといいます。
二代目社長として現在の会社を継ぐことになり、ものをつくってゴミを排出する側の立場となった杉山さんは「このままではいけない」という危機感から、社内に省エネの取り組みを提案し、実行していきます。
電気・水道、ガスや灯油の使用量の見直し、廃棄物を減らすといったアクションを積み重ねた結果、平成28年度には「省エネ大賞中小企業庁長官賞」を受賞しました。他の受賞企業は大手企業ばかりで20人以下の小規模企業は他にいなかったそうです。
現在同社では、省エネ活動の継続はもちろんのこと、講演会などを通して他企業へノウハウを伝える活動を行っているほか、環境面に配慮した植物由来のプラスチックを使った試作・製造にも取り組んでいます。
また、ものづくりでの試みもあります。ベンチャー企業をはじめ、他業種であるデザイナーやエンジニアと協力した製品づくりにもチャレンジしています。
製造業という枠組みをとっぱらい、様々な分野の人とコラボレーションする。そこには、今までにない高付加価値なものづくりをすることで、大量生産・大量消費の壁を打ち破っていきたいという杉山さんの熱い想いがあります。
募集する職種 | 技術職 |
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こんな人と働きたい | とにかくものづくりが好きで、ものを作ることを仕事にしたい人。責任感があり、諦めずにやり抜く人。 困難に立ち向かい乗り越えるための努力が出来る人。自分の技術で人を感動させたい人。 |
歓迎スキル | 普通運転免許、eco検定、QC検定、各技能検定有資格者、TOEICスコア650以上 など |
応募後の流れ | 応募 → おためし転職 → 面接・適性検査 → 採用 |
応募資格 | 高卒以上 |
給与 | なし |
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おためし転職の内容 | ものづくりの第一歩を知ってもらう2日間です。 1日目は会社の説明や工場見学をしていだき、実際に機械を使って金属加工をします。 2日目はドリルを研いだり、手作業で金属のみがき体験を行います。 (1日目) 製造現場体験 ①会社説明~工場見学 ②成形体験(プラスチック製品を生産する仕事のお手伝い) ③フライス作業(金属で精密な正六面体を作る) ④測定作業(作ったものを精密に測定する) (2日目) ①ドリル研ぎ(グラインダーを使ってドリルの刃を研ぐ) ②穴あけ作業(研いだドリルを使って金属に穴を開ける) ③みがき体験 (金属手みがきで鏡面に仕上げる) ④2日間の振り返り |
おためし転職時の勤務地 |
東京都葛飾区西新小岩5-19-14 地図を表示 |
おためし転職期間 | 2日間。時間は応相談ですが、基本は8:30~17:40でお願いしたいと思います。 |
採用形態 | 正社員 |
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基本給 | 180,000円~300,000円 |
手当 | ・住宅手当 3,000円~8,000円 ・皆勤手当 10,000円 ・技術手当 0円~100,000円 ・通勤手当 0円~10,000円 |
賞与 | 年2回 |
試用期間 | 3ヶ月 |
任せたい仕事 | 【実業務内容】 ・3DCAD、3DCAM、マシニングセンタ(3軸、5軸)、ワイヤー放電加工、型彫放電加工、研削加工、フライス、旋盤、射出成形機、画像測定器 世の中にないものをゼロからつくっていく。好きだからこそ身につく技術。 私たちはベンチャー企業から大手企業まで様々な試作金型の製作を行っています。お客様の「つくりたいをカタチにする」をモットーに、依頼内容を基に金型の設計から製作、成形、品質保証まで一貫した技術習得を目指しています。何も無いところから、最終的にプラスチックの製品が完成し満足してもらえるまで、お客様ととことん話し合い、一緒に作り上げる仕事です。 ものづくりは奥が深く、困難な問題にぶつかることも多いです。納得してもらえる製品が出来るまでに苦しいこともたくさんあります。それでも「ものづくりが好き」という気持ちを強く持っていれば、製品が完成してお客様に喜んでもらえた時、「この製品が世の中に出て人の役に立つんだ」と感じて必ず達成感と喜びを味わえます。 私たちは常に技術の向上を目指しています。同じ道を通った先輩たちが、自分の経験もふまえて未経験の方にも一から丁寧に教えます。目安としては、1年目で社内にある全ての機械が触れるようになり、一人で金型を作り成形が出来るようになるまで平均2年ほどかかります。 とにかくものづくりが好き、という方なら必ず身についていく技術です。そして自分の成長が作り上げたもので確認できる、達成感のある仕事です。 社長が技術士で、技術育成に特に力を入れています。初めて見る機械も多いかもしれませんが、一年後には社内にある機械が一通り触れるようになります。先輩がひとつひとつ丁寧に教えます。分からないことはどんどん質問してください。また、作業ごとに細かく内容を一覧して、習熟度の見える化(スキルマップシート)を行って新人教育に活用しています。 ・社員全員QC検定2級~4級合格済 ・平成28年度 省エネ大賞中小企業庁長官賞受賞 ・平成27年度 機械学会関東支部技術賞受賞 環境に配慮したものづくりを全員参加で行っています。 |
採用時の勤務地 |
東京都葛飾区西新小岩5-19-14 地図を表示 |
就業時間 | 8:30 ~ 17:40 |
時間外労働 | 季節により異なります |
休日・その他制度 | 土曜(月一回だけ出勤あり)日曜、夏季、冬季 ・制服あり(夏はポロシャツ、冬はジャケット支給) ・社員旅行(2018年は京都、旅行費一部会社負担) ・資格取得補助、奨励金制度あり ・長期休暇推進中(2018年度は夏季、冬季9連休) |
加入保険 | 雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険 |